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9月台風15号による被害状況と支援活動

更新日
2022年12月22日
日付
2022年10月6日

 9月24日前後で発生した台風15号により、県内でも大きな被害が出ています。各地で断水や床上・床下浸水、車や資材などの水没、自宅・事務所・倉庫などへの土砂の入り込みなどが報告されました。沼津民商も取り急ぎ物資の手配をし、その後、物資の配達や被災地復旧のための人的支援の必要性から会内に支援を呼びかけ、山下会長をはじめ橋野副会長、青年部の鈴木大介さん、事務局の4人が支援に向かい、当日は3軒の被災会員を訪問しました。

 1軒目のお宅は床下浸水により、エアコンの室外機や給湯器が故障、床下の状況も気になるという事で状況を確認したところ、大きな損傷や被害もなく、専門業者(山下会長はエクステリア・橋野副会長は不動産・鈴木大介さんは大工)の目線で大丈夫なことを伝えると安心した表情を見せてくれました。

 2軒目は電気工事業の会員が借りている貸倉庫。倉庫自体が浸水してしまったため、中の工具や部材が濡れてしまい、使えなくなった物や汚れてしまった物の片付けをしました。コンパクトに収納されていたため少なく見えていた資材も、中の物を運び出してみると辺りを埋め尽くすほどで、被災会員も「一人でかかっていたら数週間は必要だったのでは」と話していました。

 3軒目のお宅は新興住宅地。築1~2年の家屋が多い地域でしたが、川の氾濫により一気に大量の水が流れ込んだようで一階まで床上浸水してしまったと話していました。最初声をかけると曇った表情で「もう片付け疲れちゃった」と心身ともに疲弊した様子でした。状況を聞き取り家屋の周りの掃除や水没してしまった家具・机などの搬出作業をしました。建てたばかりの自宅や思い入れのある家財が被害を受けてしまった事で大きなショックを受けていましたが、「民商の仲間が駆けつけてくれて助かりました。」と少し気持ちも緩んだようで笑みを見せてくれました。

支援に向かった橋野副会長は「被災地ボランティア活動は初めてでしたが、現地を見てみると、まだまだ通常の生活に戻るには時間がかかると思う。ただ今日だけ見ても各地の民商からたくさんの人が集まっていました。一声かければこうして力が集結する民商はなかなかなもんだと思う。また要請があればできる限り参加したいと思います。」と話しました。

今後も支援の必要な状態は続くと思われます。被災した方々が一日も早く日常を取り戻せることを願うとともに、会員の皆さんのお力添えもお願いしたいと思っております。

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